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 今から18年前のことです。「全日本リバイバル甲子園ミッション」というキリスト教のプロジェクトがありました。
 甲子園球場を満杯にして日本人に福音を語ろうというイベントでした。実際に連日連夜満杯、というわけにはいきませんでしたが、何年もかかって準備がなされ、全国各地、海外からもクリスチャンが集い、キリスト教の一大ムーブメントとなりました。その中心となった滝元明先生が来られての集会が、先週ありました。 

 ”日本のビリー・グラハム”と言われた本田弘慈先生が逝去されて約10年、滝元先生は日本で最も有名な伝道者、説教者といっても過言ではないでしょう。
 その先生のお話を聞くのは本当に久しぶりでした。82歳ということでどんな風だろうと正直思っていましたが、髪が真っ白になった以外、何の変化もなく、力強く、時には聴衆がびっくりするぐらいの迫力ある声での肉薄したメッセージでした。

 日本の各地や海外でも一緒にツアーをするという、サックス奏者、ゴスペルシンガーの賛美と証しも背中に電流が走るぐらいすばらしく、出席者が少ないのがもったいないほどでした。お二人とも世界の名だたるシンガーと協演してきたそうで、なるほど一流の説教者には一流のゲストがつくのだと納得した次第です。

 60年以上、変わらない福音を語り続けて来られた先生。その輝いたお顔をみて、ああ本物はいいなあと実感しました。福音に生かされて福音に生きる。後に続きたいと心から願います。

「今日わたしは八十五歳ですが、今なお健やかです。モーセの使いをしたあのころも今も変わりなく、戦争でも、日常の務めでもする力があります。」(ヨシュア14:10-11)


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