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本質

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ベゴニア

 朝日新聞が大変なことになっています。新聞社が「捏造」「虚偽」と言われるようになったら、危機的な状況です。
 しかし、危惧しているのは、8月5日の従軍慰安婦特集記事によって、今、「従軍慰安婦は韓国のでっちあげだ」「戦争中どこの国にもいた娼婦に過ぎない」という論調が広まっていることです。極めつけは安倍首相が「この報道によって日本の名誉が傷つけられた」とコメントしたことです。
 
 あの記事は、従軍慰安婦問題に関して吉田清治氏の話をもとに記事を構成したが、精査したところ証言は虚偽だと判明したということです。十分な裏付けもなく、事実であるかのように報道したことは、過ちであり訂正やお詫びをすべきことでしょう。しかし、この問題によって従軍慰安婦自体が否定され、「嫌韓」の人たちに格好の攻撃材料を与えることになってしまっては、全くの筋違いです。
 強制性があろうとなかろうと、女性たちが監禁状態、決して拒絶したり逃げ出したりできない状況で、奴隷や家畜のような扱いをうけたことには変わりがないのです。これは人権の問題であり、人間性をなくし破壊してしまう戦争そのものの問題です。
 でっちあげだと叫ぶ人たちに聞きたいのです。あなたの妻が、娘が、あなた自身が同じ目に遭っても同じことを言うのかと。隠しておきたい過去を、恥を忍んで公表する女性たちの思いをなぜ理解できないのでしょうか。ハルモニたちは高齢化し、次々と亡くなっていっています。戦争という負の遺産を、これからの私たちの歩みの教訓とし、生かしていかなければ、失われた多くのいのちが、傷つけられた人たちの涙が無駄になってしまいます。
 
 ものごとの本質から目を逸らさせるような情報が巷にあふれています。上からの知恵が与えられるよう祈り求めましょう。

「わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように」(フィリピ1:9-10)


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