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あれか、これか

あれか、これか

戸隠にて

 玄侑宗久さん(僧侶・作家)のエッセイを要約して紹介します。

 パリで起きた新聞社銃撃事件を受けて、各国が「反テロ」包囲網を即座に広げている。しかし事件の背景を考えると「テロ撲滅」だけで根本的解決が得られるとは思えない。フランスでは2004年イスラム教徒の女生徒が髪を覆うスカーフを公立学校で着用することを禁止した。また今回標的となった新聞社は政治的風刺画で知られるが、イスラム社会では神の創造の模倣だとして人や動植物を描くこと自体を禁じている。「過激派は決してイスラム代表ではないが、このままイスラム社会への無理解が続けば過激派も生まれ続けるだろう。事の本質は、むしろ常套化しつつある勝負の論理、いわばグローバリズムという人工的な『適者生存説』にあるような気がする」

(東京新聞2月7日朝刊)

 「適者生存」というのはダーヴィンが用いたことばで、生存競争の中で環境に適したものだけが生き残るということです。つまり、世界がどんどん狭くなり国境がなくなろうとする中、強い者、富める者が生き残り、その他は排除されるような空気があるということです。
 他者を非難し、断ち切る。そういう傾向は、こと日本でだけ起こっているのではなく、世界的な好ましくない流れであるようです。
 「イスラム国」の人たちにだって同じ赤い血が流れています。非道な行為が目につきますが、数十年前、数百年前には日本でも韓国でも、そしてパレスチナでは今も、目を覆いたくなる残虐な殺りくが繰り返されているのです。

 あれかこれか、白か黒か、誰が善で誰が悪なのか。そんな非寛容な社会に私たちも毒されていないでしょうか。自分の胸に手をあててみると、悔い改めることばかりです。
 もともと人間は罪人であり、エゴの塊なのです。平和はまず、自分自身から始まります。隣人を愛しましょう。もっとも愛しにくい人を、神の恵みによって愛せるよう祈りましょう。やはり、そこに行きつくのです。

「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです」(Ⅰヨハネ4:7)

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