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追想② 国際線が無料!

追想② 国際線が無料!

ヴィオラとシクラメン
 
 7年前シドニーでの続編です。
 楽しい旅も終わり、帰る日の早朝のことです。私とHさんはコンドミニアムの部屋から大きなスーツケースを3つ、階下に下ろして待っていました。すると車から降りたM先生が悲鳴を上げるではありませんか! 
 宿はオートロックで、チェックアウト時には鍵を中にロックするという決まりでしたが、まさかM先生がパスポートとチケットの入ったハンドバッグを部屋においているとは……。

 さあ、それから大変です。レンタル携帯は前日に返却しています。公衆電話に向かう時、車をぶつけそうになり、慌てて3人で神さまの助けを祈りました。早朝ですから、管理会社にかけても誰もでません。とりあえず駐車場に車を戻し、Mさんが何か方法はないか周辺をあたってみることになりました。

 駐車場で待つこと10分、20分……どのぐらい経過したでしょう。だんだん落ち着かなくなってきました。ちょっと様子を見てくるというHさんを、とっさに引きとめました。いや、だめ! 英語もよくできず、現地に明るくない私たちがウロウロしてかえってトラブルになりかねないので、ここは待つしか方法がないのです。そこで、讃美しようと提案しました。
 二人で思いつく限りの短い讃美を次々メドレーしました。そうするうちに二人とも、喜びと感謝があふれてきたのです。
 客観的に見るなら、何ともおバカな状況です。でも、まだ金曜日。チケットはダメになっても、お金を払い直せば日曜日の礼拝に間に合います。誰もケガしたわけでも、傷ついたわけでもない。主は生きておられる。ああ、感謝。2万人のスタジアムでの集会以上に恵まれたのです。

 それから奇跡が起こりました。待つこと1時間以上。清掃会社の方に連絡が取れ、合鍵で部屋を開けてもらい空港へと急ぎました。とっくに飛行機は出ており、なぜ遅れたのかとカウンターの女性にたっぷり絞られましたが、今度は遅れないでねと言ってその日の夜中の便のチケットを無料でくれたのです。座席がガラガラだったわけではなく、むしろ満席に近い状況でした。私たちはたっぷり1日、ビーチで休日を楽しみました。
 2008年、牧師となって2年。これから先が不安で仕方ない者への天からの力強いメッセージをここでも聞いたのです。

「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。」(イザヤ41:10)

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