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韓国滞在記③過去と現在

韓国滞在記③過去と現在

アザミ

 時間が空いてしまいましたが、3月の滞在記の続きです。

 3週間の滞在中、週末に2度の小旅行に行き、4つの教会を訪ね、懐かしい友人知人に……思い出せないくらい多くの方にお会いしました。前にも書きましたが、母国韓国で「生活する」というのは、小学生以来ですから40年近い歳月が流れています。

 その間、ワッタガッタ(ハングルで「行ったり来たり」の意味)することはあっても、最近訪問したのは2年前ということで、街中に増えたおしゃれなカフェや美味しいケーキ屋さんを眺めて、何だか浦島太郎の気分でした。

 これまた古い話になりますが、20代の後半、伝道旅行のためインドのチェンナイ空港に降り立った時、「あれ、懐かしい」としばらく不思議な感覚になりました。道路がよく舗装されておらず、もうもうと埃を上げて走るバス、薄暗い空港と、降りたったとたんに物乞いと客引きの子どもや大人に囲まれることなど、小学生の頃に見たソウルの光景にそっくりでした。
 88年のオリンピックの頃(これも古いですね)旅行したときには、目を見張る発展ぶりに驚いたものの、バスの運転が荒く、急ブレーキに半分以上の乗客がイスから転がり落ちても、知らん顔しているのも衝撃でした。車の運転が荒いのは今も変わっていないようですが、特にソウルは豊かになり、見違えるほどキレイな先進国になりました。

 けれどもその陰で貧しい暮らしをし、エリート路線から外れた人たちがつらい思いをしているのも事実。大学は一流大学に入らねばならず、大学へ行かない人は人間以下であるかのような人々の認識。急激な経済成長の傍ら、消費文化の激しさとそれを煽るような広告によって、ますます環境への負荷は高まっていると思われます。
 IMF危機から奇跡の復活を果たし先進国への仲間入りを果たしたのは、ほかならぬ神さまの恵みによることです。クリスチャンたちがこの国のために祈り、先頭に立って模範とならなければいければならない事柄が多々あるように思えてなりません。

「むなしいもの、偽りの言葉を/わたしから遠ざけてください。貧しくもせず、金持ちにもせず/わたしのために定められたパンで/わたしを養ってください」(箴言30:8)


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