女の子がカギ!
女の子がカギ!
「世界食糧デー」に発展途上国の人々を憶えてコーヒー1杯分、おやつ代をということで募金箱を配布しましたが、もう一つ憶えていただきたいことがあります。それは、世界の女の子たちの現状です。
女の子であるために教育を受けることができず、家事労働に明けくれ、望まない結婚や妊娠をさせられ、人身売買、暴力にさらされ、労働力にならないとの理由で生まれてさえ来られないことがあります。
ネパールでは「女の子にお金をかけるのは他人の庭に水をやるようなもの」ということわざがあり、年間1万人以上の女の子がインドに人身売買されます。100人中48人が5歳になる前にいのちを落とし、2人に1人は18歳になる前に結婚をします。親の借金のために他人の家で家事労働をさせられることもあり、安全な施設での出産はわずか18%。一方で国会議席に占める女性の割合は33.2%と高く、地域のため子どもたちのため、女性が結束して戦う姿が見られるのだそうです。
日本や韓国など先進国では、女の子が大学に通い、恋をして、最新のファッションに身を包み将来への夢を見ているころ、同じ地球上に性暴力にさらされて棄てられ、シェルターに避難しながら何とか生き抜く道を探している同年代の女の子たちがいます。
国連は10月11日を「国際ガールズ・デー」と定めました。女の子たちは世界の貧困問題を解決する重要な存在だからです。女の子が学校に通うことで病気や搾取、差別、貧困から自らを救う道が開けていくのです。
私たちには色々な悩みがあり、必要なものも多々ありますが、世界の現状に目を向けるとき、自分がいかに恵まれた暮らしをしているかがわかります。感謝の心をもち、世界の貧困、暴力、差別がなくなるよう、特に女の子たちに教育の機会が与えられるよう、恵みを分かち合いたいと思います。
参考:「プランジャパン」http://www.plan-japan.org/girl
「もはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。(ガラテヤ3:28)
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