この町のために
この町のために
名古屋に出張に行き、思いのほか早く終わったため、3つの教会を訪ねてきました。
一つ目は商店街の中にある教会です。
商店街というと、昨今は駐車場があり複合的な施設になっている大型店に押されてシャッター街になっていることが多いのですが、この商店街はとても活気がありました。長い歴史を感じさせる洋品店や呉服屋さんなどに交じって、若い世代に人気がありそうな雑貨店や、アイドルグッズの店など、幅広い世代が楽しめそうな店がずらり。その真中に教会があります。
たくさんの人が行き交う場所なので、普段は中が見えるように戸を開け放ってあるのだそうです。また、クリスマス・キャロリングなどのイベントを行うと、話題が生まれるので商店街が喜んで協力してくれるのだとか。地域に根差した教会について考えさせられました。
２つ目の教会では友人が働いてきます。そこは官公庁のある町のど真ん中にあります。幼稚園をはじめいくつもの施設を併せもち、歴史のある立派な教会ですが、現在は高齢化が大きな課題だそうです。また、現在は教会の近隣に住む人はほとんどいないのが現状だそうです。
最後に訪ねた教会は、さらに町のど真ん中、繁華街にあります。駅から徒歩１，２分という好立地にあり、多くの人の目につく教会です。そこにあるだけで証しになり、人を呼ぶのではないかと思いました。時には街宣車や音楽がうるさくて、礼拝の妨げになることもあるそうです。
最初の教会は、大きなお寺のそばにあります。参詣者のためにいろいろな店ができ、やがて商店街ができ、門前町が発達してきました。教会を中心に町が栄え、祝福されるならどんなにすばらしいでしょうか。
私たちの教会は、この地域の方々のために何ができるでしょうか。神の祝福を地域にもたらす存在でありたいと願います。
「町の平安を求め、その町のために主に祈りなさい。その町の平安があってこそ、あなたたちにも平安があるのだから」（エレミヤ29:7）
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町に周りに影響を与える地域に根差した教会形成が必要ですね。
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金鐘賢牧師任、いつも読んでくださって感謝します。あまりこの周辺に住んでいる信徒がいないため、何ができるかと考えているところです。
