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ファミリア

ファミリア

アサガオ

 今年も交換講壇に行ってきました。年に一度ですが、回数を重ねていると教会員の皆さんの顔も覚え、それぞれの状況や特徴なども頭に入ってくるものです。向うでも私の興味関心についても覚えていてくださって、いろいろ質問されたりします。

 教会までの道を歩きながら、「ファミリア」という英語がふと浮かんできました。子ども服のブランドで有名な単語ですが、「打ち解けた」「心やすい」とか「家族のような」という意味があります。

 ちょうど10年前、大学院に入ったときのことを思い出します。
学部から院に進んだわけではなく、大学卒業から長いブランクの後、社会人入試で大学院へ。3年間在籍しましたが、最初の半年は孤独でした。
 出身大学は別のところですから、キャンパス内の施設もわからないし、誰ひとり知っている人がいません。大学院の授業にたくさん出たら、それなりに院生と顔見知りになったのでしょうが、いろいろな事情から最初は学部の授業ばかり取っていました。
 20代の大学生にとって私は突然、授業に混じった見たことのないおばさん。誰だかわかりませんから、こちらが「こんにちは」といっても挨拶もしてくれません。

 昨今、居場所のない子どもたちがコンビニの前に座っていたり夜の街をウロウロしていると言われたりしますが、何となくその気持ちがわかるような気がしたものです。
 それでも数人の学生と親しくなり、だんだんとキャンパスにも慣れて、半年後にはまあまあ快適に、2年目にはすっかり「ファミリア」な学生生活になったのでした。

 今、慣れない環境でとまどっていたとしても、半年、1年、2年と続けていけば、いろいろなことに慣れて必ずファミリアになり、もっと続けるならスイスイと泳げるようになる。
 主がその時その時に必要な助けを与えてくださって、必要な知恵と力も備えてくださる。そう自分に言い聞かせて日々を過ごしています。

「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」(マタイ6:34)


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