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足元を見直そう

足元を見直そう

ホソバヒャクニチソウ=細葉百日草

 アメリカ連邦政府が閉鎖し、至る所に影響が出ています。17年ぶりのことだそうで、政府職員は自宅待機。このため国立公園など観光の要地も閉鎖され、あちこちに混乱が見られるようです。
 10月1日から始まる新しい会計年度の予算案が、特に医療保険制度改革法案がネックになり、通過しなかったためだとか。今回の出来事で明らかになったことは、アメリカの財政はとんでもなく火の車だったということです。これまで自転車操業でやってきたけれど、もう限界。今後、ドルが下落するのは明らかで、影響は西側諸国、いや世界に飛び火することでしょう。

 来年4月、消費税が値上げされようとしている日本はどうでしょうか。経済問題、特に世界の経済の動向は正直よくわかりません。しかし、”アベノミクス”がマスコミにもてはやされる中、とんでもない方向へ舵を切っているような胸騒ぎがしてなりません。

 伊勢神宮の式年遷宮の儀式に、安倍首相が現職としては84年ぶりに参列しました。卒業式などで教職員が君が代を起立斉唱するよう、全国で初めて条例で義務づけた大阪府の教育委員会が、実際に歌っているかどうか、口元を確認、報告するよう府立の全学校長に通知したというニュースには、思わず声をあげてしまいました。思想統制です。
 かつて日の丸、君が代のもとに愛する家族を戦争へと追いやらねばならず、学校では先生たちが「お国のために」とゆがんだ思想を植え付けた歴史を、また繰り返そうとしているのです。

 平穏な暮らしは何もせずに永遠に続くものではありません。私たちの暮らしの足元を一度、見直してみましょう。
 イエスさまは神殿で商売をする人たちを相手に怒り、大騒動を起こされました。目を覚まし、不義には怒りの声をあげなければなりません。

「不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます」(ローマ1:18)


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