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慟哭

慟哭

マリーゴールド

 WCC(世界教会協議会)に出席してきました。7年に1度開かれるキリスト教の世界的な会議であり、お祭りです。女性大会でとても心を探られる場面がありました。子どもへの暴力、性暴力をなくすためにというセッションの中でのことです。

 アジア諸国やインド、バングラデシュで行われている人身売買の状況についての報告を聞きました。子どもたちはさらわれ、売られて、性産業や過酷な労働や臓器売買のために利用されています。アジアでは30人に1人の子どもが被害にあい、インドでは女性1人よりも牛一頭のほうが高価だという報告は衝撃でした。

 そしてインドネシアの女性が奉告する番になりましたが、彼女は最初に祈りました。
「神さま、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。どうか子どもたちを助けてください。これ以上子どもたちが傷つかないようお守りください。私たちに力をあたえてください!」
 それは心を注ぎだし、主に泣き叫ぶ真実な祈りでした。会場の出席者一同が心を打たれているのがわかりました。

 日本ではかつて人身売買がありましたが、今はあまり身近な問題だとは思えないのではないでしょうか。しかし、実際には日本は人身売買の受け入れ大国なのだそうです。恥ずかしながら筆者も最近知った事実です。日本での豊かな生活という嘘に騙された女性たちは、借金返済のために売春などをせざるを得ないのです。また、誰もが知っている現実として、十分なケアと教育を受けられない貧困家庭の子どもが増えています。働いても働いても、自分の衣食住すらまかなえない若者が減ることがありません。

 子どもや若者が夢も希望も持てないような社会の現実を黙認してはなりません。神の国と神の義がこの地に実現するよう祈るとともに、心を合わせ力をあわせなければなりません。私たちの子どもたち、次の世代が安心して暮らせる社会となるよう、目を覚まして働くことは私たちの責任であることを痛感しました。

「義に飢え渇く人々は、幸いである、/その人たちは満たされる」(マタイ5:6)


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