生涯発達!
生涯発達!
旧正月ですね。もう一度、新たな気持ちで出発しましょう。
2014年が早1ヵ月過ぎましたが、何の目標もなかった方、何かみつかったでしょうか。しつこくてごめんなさい。しかし、せっかく神さまから新しいいのちをいただいた神の王女であり王子なのに、「どうせどうせ」とつぶやいたり、私の人生こんなもんだと思っていたりしたら、残念でならないのです。神さまが喜ばれるはずもありません。
先日、臨床心理士から興味深い話を聞きました。発達心理学の分野では、人間は何歳になっても生涯発達するという概念が90年代以降発展してきたそうです。人間は誕生してから死ぬまで、発達し続けるのです。
また、脳科学の分野においても、記憶力や計算力などの「流動性知能」は年齢とともに衰えるが、寛容性や感情の制御などをつかさどる「結晶性知能」は壮年期に発達し、高齢期まで維持するものだということです。確かに高齢の方々には忍耐力や包容力、そして経験からくる知恵や機微があります。それが科学的にも心理学的にも証明されているというお話しでした。
ちょうどその日の帰り道、ご一緒した方が、スイミングスクールに通っていてとても楽しいという話をされました。彼女は全くカナヅチで70歳前に初めて泳げるようになり、今は週に4回泳ぐと言います。ご主人を亡くされてからうつ状態に陥った時期もありましたが、やがて一念発起してボランティア活動を始めてから、笑顔が戻るようになりました。老人ホームや病院など、あちこちで音楽の出前をすることが生きがいとなり、喜びとなり、少しでも長くこの活動を続けたいという思いから、体力作りに励むようになったのです。
さて、先ほどの講演の続きですが、幸福度が高い人は、家族など頼れる人が多い人よりも、頼り頼られる人、つまりネットワークを持っている人なのだそうです。自分のためではなく、誰かのために何かを始めるなら、それは必ず幸せ、喜び、感謝という形で自分にも返ってきます。何か、小さなことから始めてみませんか。
「あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイ7:11-12)
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