瞬きの詩人・水野源三の詩より
瞬きの詩人・水野源三の詩より
「目には見えない」
心に迷いある時には
私たちの目には見えない
私たちを導きたもう
恵み深き主の御手を覚えよ
心が飢え渇く時には
私たちの目には見えない
私たちを養いたもう
恵み深き主の御手を覚えよ
心まで疲れた時には
私たちの目には見えない
私たちをいたわりたもう
恵み深き主の御手を覚えよ
「苦しまなかったら」
もしも苦しまなかったら
神様の愛を知らなかった
もしおおくの兄弟姉妹が苦しまなかったら
神さまの愛は伝えられなかった
もしも主なるイエスが苦しまなかったら
神様の愛はあらわれなかった
みずのげんぞう(1939-1984):長野県埴科郡坂城町に生まれる。9歳の時赤痢に罹りその高熱によって脳性麻痺を起こし、やがて目と耳の 機能以外のすべてを失った。話すことも書くことも出来なくなったが、母親が何とか彼と意思の疎通をしようと五十音順を指で指し示したところ、目の動きで応 答した。これが47歳で死去するまでの彼の唯一のコミュニケーション能力となる。「瞬きの詩人」と呼ばれるようになったのはそのためである。12歳の時、母親がおいた聖書を読みやがてクリスチャンとなる。18歳の時からは詩作を開始し多くの作品を生み出す。その詩風は神への喜びを表す純粋な詩であったという。彼のその姿はクリスチャンはもとより多くの人々の感動を呼んだ。(Wikipediaより)