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表現する生き物

表現する生き物

ペチュニア

 先日、ある演劇サークルの練習を見学する機会がありました。演劇とはほとんど無縁だったのですが、そういえば神学校時代、幸いなことにプロのアナウンサーによるスピーチクリニックを受けたことがあります。短期間の特別講座でしたので、果たしてその成果が日ごろの話し方に表れているかどうかはわかりません。それでも、朗読の仕方、発声法、抑揚のつけ方、アクセント、表現方法など、普段考えもしなかったことを学ぶことができたことは一生の宝です。

 
 さて、市民の演劇サークルですが、思った以上にレベルが高くて驚きました。ワークショップでしたので、劇団員以外に初めての参加者も数名はいましたが、どこかで舞台を踏んだ経験のある人ばかりのようでした。大人も子どもも一緒に練習し、公演をするサークルで、最年少者は小学校3年生の女児でしたが、この子が驚くほどお腹の底から声が出るのです。「アメンボ赤いなあいうえお……」と神学校時代、朝礼ごとに発声練習をしていたことを思い出しました。その女の子も、何年かの訓練の賜物なのでしょう。

 台本の読み合わせの後、グループに分かれての練習風景を見ながら、人間というのは何かを表現せずにはいられない存在なのだということを感じました。演劇でなくても、絵画や音楽など、人目を引くようなものではなくてもいいのです。何か小さなもの、出来事でもいい。私がここにいます、私という人間が存在しています、私はこういう人間です。そんなことをたった一人にでもいいから、わかってほしい。それが人間の自然な心理、あるいは性(さが)ではないかと思います。
 なぜなら人間は神のかたちに似せて、世界で唯一の存在として造られたからです。そして神様は実にユニークな方法で、ご自身を表わし、その豊かな愛やあわれみを表わす方ではありませんか。
 さて、あなたの表現方法は何でしょうか?

「この命は現れました。御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、あなたがたに証しし、伝えるのです」(Ⅰヨハネ1:2)


コメント

  • メッセージの内容も大事ですが表現力も大切だと思います。西洋人の話型は体全身で話すからよく伝わりますね。易しく力強く伝える説教者になればと願います。



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