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ホンモノ②

ホンモノ②

ネリネ・ヒガンバナ科(ダイヤモンドリリー)

 金夏中長老の証しの続編です。10年以内に必ず中国に大使として戻ると宣言した金長老は、祈りの内に準備を整え、6年後に大使として北京に戻り、6年半という長期間、重責を担いました。
 大使は「シンドラーのリスト」を頭に描きながら、在任期間中に1,000人の脱北者を救えるようにと祈ってきたそうです。最初は消極的だった大使館の職員も、中国外交部の上層部の人たちも「人のいのちを救うことができる尊い機会だ」という大使の説得に押され、徐々に協力するよう変えられていきます。結果として在任中、大使館への脱北者の駆け込みが約400件、韓国に送った人数が約1,000名になり、大使自身もこの数字に見張ったそうです。

 2004年の冬、一通の手紙を監獄から受け取ります。中国人の密出国をあっせんした罪で中国当局に逮捕され、服役中の韓国人女性からです。懲役12年のうち7年の刑期を終え、高齢で病もあるため、仮釈放となるよう助けてほしいとの内容でした。中国では刑期の半分以上を終えると、仮釈放になるケースがありますが、外国人には適用されないので不可能だと言われていたそうです。
 けれどもこの件について祈ったとき、主が明確なゴーサインをくださったので大使は力を尽くして働きます。その結果、2006年の秋には仮釈放と韓国への強制出国が決まりました。彼女が帰国する前に、お金を少し渡そうと考えて祈ると、主は考えていた額の4倍を渡すようにと言われます。韓国に帰った女性から、半年後に礼状が届きました。
 長年ぶりに帰国してみると家もなく、家族も捜せなかったが、大使からの贈り物で小さな家を借りて凍死せずに済んだこと、二度と罪を犯さないことが綴られていました。    (次週に続く)

『神の大使』(金夏中著,Duranno発行,2013)

「わたしは主を愛する。主は嘆き祈る声を聞きわたしに耳を傾けてくださる。生涯、わたしは主を呼ぼう」(詩編116:1-2)


コメント

  • Re:

    김종현목사님
    한상 읽어 주셔서 감사합니다. 저도 성령님의 인도하심의 민감한 사람이 되고 싶습니다.



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