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追想③贅沢な時間

追想③贅沢な時間

グレート・オーシャンロードにて。海に向かって突き出した数々の岩は「12使徒」と言われますが、どんどん浸食して今は数が減っています。

 翌年はメルボルンで休暇を過ごしました。本当はイスラエル旅行を予定していましたが、空爆があってたためキャンセルになったのです。
 いろいろ考えて、元教会員のYさんの家に遊びに行きたいと連絡すると喜んでくれました。もし前年にシドニーに行っておらず、ツアーがキャンセルにならなければ、はるばる訪ねることはなかったと思います。主に感謝!

 さて、大そう喜んだYさんは早速、所属教会のC牧師に、こんな人が来ると私と亡くなった父のことを話したそうです。そうすると、ぜひ水曜礼拝で父のことを証しするように言われたとのこと。しかも韓国語でしなければなりません。Yさんに手伝うから大丈夫と言われ、喜んで奉仕することにしました。

 懐かしいYさん家族との再会、美しい景色と広々とした町を楽しみ、早速翌日の土曜日、早天礼拝に行きC牧師に挨拶をしました。
 驚いたのが主日礼拝のメッセージの後、お知らせの時間です。水曜礼拝で証しをすると私を紹介し、故朴昌煥牧師について話をされた時のことです。
 日本生まれの在日韓国人2世だけれど祖国を深く愛していたこと、46年牧会して召天したことのほか、葬儀のとき棺に太極旗(韓国の国旗)がかけられていたことなど、見てきたかのように詳しく話されたのです。それはYさんも知らない事実が満載だったのです。後から聞くと、何か資料がないかと調べたら、ネット上に証しが出ていたとのこと。父の葬儀に参列したある宣教師が書かれたものでした。私はそんな記事がネット上にあることさえ、知らなかったのですが。

 Yさんに翻訳を手伝ってもらい、水曜礼拝ではなんとか無事に、つたない韓国語で証しをすることができました。Yさんのお連れ合いは韓国におられ、お会いできませんでしたが、おいしい食事をしながら女性同士の会話をゆったりと楽しむことができました。

 C牧師はとても多忙な方なのに、同じ神学校出身の朴昌煥牧師に尊敬の念を抱いてくださり、時間を空けてその娘の私を歓待してくださいました。
 月曜日にはなんと延々と4時間も海岸をドライブして名所「グレート・オーシャン・ロード」に連れて行ってくれました。夢のような贅沢な時間と、行けども続くエメラルドグリーンの海の光景は、小さなものをこんなに愛し、特別に扱ってくださる神さまの愛のメッセージとして、今も鮮明に脳裏に焼き付いています。

「わたしの目にあなたは価高く、貴く/わたしはあなたを愛し/あなたの身代わりとして人を与え/国々をあなたの魂の代わりとする」(イザヤ43:4)

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