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ロバがどうした?

ロバがどうした?

梅・藤牡丹枝垂 

 統一イスラエル王国の最初の王、サウルの若い時代の出来事です。家のロバが行くえ不明になり、父親に頼まれてサウル青年は従者と一緒に捜しに出ます。夕暮れになっても見つからないので、あきらめて帰ろうとしたところ、従者が預言者サムエルに聞いてみてはと提案します。
 そこで二人で訪ねて行きます。サウルはサムエルの顔を知らないので、本人を目の前にして預言者の家はどこかとトンチンカンな質問をします。対するサムエルは、今日は一緒に食事をし、明日の朝、心にかかっていることすべて説明すると言います。ここでサウルとサムエルの考えていることは、大きく食い違っています。サウルの気になっていることは、いなくなったロバのこと。何とか見つけて帰らないと父親に申し訳が立ちません。
 しかし預言者サムエルはそのことは一切気にするな、と言います。サウルがまだロバの話をしていないのに、です。実は彼が訪ねてくる前から、神さまはサムエルに彼が来ることを教え、油を注いでイスラエルの王とするよう命じておられました。ですからサムエルにはロバなどはどうでもよく、神の選んだ器、王となるサウルのこれからに強い関心があったのでした。

 ああ、私たちも日々大小の悩み、問題、思い煩いでいっぱいです。ロバはどうしたロバはどうした、ロバロバロバ……と頭がパンパンになるのです。ところが神は言われるのです。
 So,what? で、ロバがどうした?
 神にとってはいなくなったロバなどほんとうに、どうにでもなる小さな問題、すぐに解決できることなのです。
 それよりも主は、もっと大きなことのためにあなたを選び、用いるご計画をもっておられます。神の栄光を表わすため、あなたの家族を、友人を、日本を、世界を平和にするためにです。
 主のビジョンに生きましょう。

「三日前に姿を消したろばのことは、一切、心にかける必要はありません。もう見つかっています。全イスラエルの期待は誰にかかっているとお思いですか。あなたにです。そして、あなたの父の全家にです」(サム上9:20)

 2016.1.31礼拝説教要約

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