新年に思う
新年に思う
あっとう間に1週間が過ぎ、お正月気分からそろそろ、通常モードに切り替えるころですね。昨年もこの時期に同じことを書いたのですが、皆さん、年賀状の整理は終わりましたか?
昨年、入院したなど何か気になる近況が書かれていた友人たち数人に連絡をしてみると、いろいろなことがわかりました。今年も、多少気になる人には、必ず連絡を入れたいと思います。また、会いたいと言ってくれる友人には、実際に会いたいと思います。
大地震があり、年末年始にもいくつかの訃報がきて、その度に、ああ身を引き締めていつ神さまから「ストップ」がかかってもいいようにしておかないと、と思うのです。しかし、なかなか弱い人間ですから普段の生活の中で忘れてしまって、だらだらと過ごすことが多いのです。
著名な精神科医の先生が「病気というのは小さな死の経験だ」とおっしゃっていました。だとすると私たちは日常生活の中で、小さな問題、壁や試練にぶつかり、それを乗り越えながら、やがて来る大きな試練を乗り越えるための訓練を受けているのかもしれません。
問題や壁というのはないほうがいいに決まっています。しかし、何の波風もない人生というのもまた、存在しないのも確かです。
「艱難汝を玉とす」と一般にも言います。
私たちを強くし、磨きあげて立派な兵士とするために、日々訓練していただいていると思えば、勇気がわいてきます。いろいろな問題や壁があっても、その前で「もうだめだ」と折れてしまうのではなく、そんな時こそ、天地を造られた方に向かって助けを求めて叫びながら乗り越えて行く歩みをともにしたいと思います。
「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを」
(ローマ5:3-4)