よい習慣
よい習慣
我が家には３年間、ＴＶがありませんでした。その前にアパートで独り暮らしをする際に不要だと買いませんでしたので、私に限るならTVなしで７年間。皆さん驚いて「えっ？ニュースはどうするの？」と言われますが、別に困ることはありません。これが習慣になると、つけっぱなしで食事や会話をしている光景が不思議です。
残念なのか、感謝なのか、朝ドラを観たい母のために優しい義兄がデジタルＴＶをプレゼントしてくれましたので、記録は打ち止めになりました。ついついつけて時間を浪費しないかと心配でしたが、テレビ欄を見ることもなく、本当に観たいときしかつけないので、静寂は保たれています。
恥ずかしながらいまだに身につかないのが、朝の祈りの習慣です。いちおう牧師ですので、毎日祈ってはいるのですが、時間がまちまちでした。昨年、公言して早天祈祷会を始めたものの、来会者は皆無。思い返してみれば、父もずっとこのことと闘っていたようでした。
「三つよりの糸は切れにくい」（コヘレト4:12）とありますが、たった一人で、というのは難しいものです。
しかし、逆に考えてみれば、誰も来ないということもまた、恵みです。第一に、メッセージの準備に追われなくてすみます。第二に、誰かのためのプログラムではなく、すべての時間を自由に使えます。朝6時から特に予定のない日は9時ごろまで、聖書を読み、祈り、讃美をし、信仰書を読む。なんという贅沢な時間でしょうか。
そうはいっても、なかなか苦戦しているのです。教会まで来られなくても、皆さんもたとえ5分でも、朝の最初の時間を主にささげてみてください。必ず一日が変わって来るはずです。また、年に1度でもよいので朝、教会で、祈ってみませんか。
「終わりに、兄弟たち、すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて名誉なことを、また、徳や称賛に値することがあれば、それを心に留めなさい。わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい」（フィリピ4:8-9）
