主の山に備えあり
主の山に備えあり
市内の教会のH牧師と話をする機会が与えられました。
数年前から伝道活動を始められ、正式には2年前に教会を設立されましたが、今回そのいきさつについて詳しく伺うことができました。教会は教団に属してはいますが、一切の援助を受けず、主が必要を備えてくださるという信仰に立った「フェイス・ミッション」で開拓され、今に至っています。
H牧師とは共通の友人、T宣教師を通して知り合い、同じYouth With A Mission(YWAM)沖縄での訓練を受けていたこともわかりました。YWAMは1960年に設立された宣教団体で、世界180ヵ国に拠点がありますが、そこで働くスタッフは全員ボランティア。定まった給料というものは一切なく、H牧師も半年の訓練後、3ヵ月スタッフとして働きながら、実際に神さまが必要なだけを満たしてくださることを経験しました。
その後、オーストラリアのある教会から日本人伝道のために日本人牧師をという要請がありましたが、週に1万円だけペイされ、あとは食費も車も全部自分持ちという条件。出発前、あちこちの教会から招かれ説教をすると、すべての教会が献金をくださり、合計する1年間生活するに間に合う額になりました。その他にも、「神のゴーサインだ」と確信する出来事や、みことばがいくつも与えられて渡航したということです。
豊中で教会を開拓するに至るまでには、もっと長いストーリーがありますが、そのことよりも「フェイス・ミッション」で始動するまでの過程に深い感動をおぼえました。主があらかじめH先生を訓練し、備えていてくださったのです。主は私たちを練り鍛えて用いてくださる方。
私たちは能力もお金も何もかも足りないように感じ、匙を投げたくなることが度々あります。しかし主は経済的にはもちろんのこと、私たちの力量、経験でさえも、ご計画のうちに導いていてくださるのです。心配せずに主のために時間も、お金も、能力も使っていきたいと思います。
「アブラハムはその場所をヤーウェ・イルエ(主は備えてくださる)と名付けた。そこで、人々は今日でも「主の山に、備えあり(イエラエ)」と言っている」(創世記22:14)
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