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ひとりの魂

ひとりの魂

ポンポンデージー

 釜山に行き、S伝道師さんに再会しました。数年前から、麻薬やアルコールなどの中毒者の癒しと解放のミニストリーをする教会の伝道師として奉仕されています。
 今回はその教会を訪ね、牧師夫妻とも交わることができました。食事をしながら話すうちに気づいたのですが、L牧師は非常に学識が高く、田舎の一教会にとどまるのは惜しい器です。

 実は、ご自身が非常に複雑な家庭環境にあり、青年時代の10年間アルコール中毒に陥っていた経歴があるそうです。また、都市で大教会の牧師として活躍しておられたのですが、財産権の騒動に巻き込まれて断罪され、停職にまで追い込まれてしまいました。なんと数百億円の財産の損失を被っただけでなく、牧師としての活動もできなくなりました。

 悔しくて悔しくて眠れないある夜、主は語られました。「お前は数百億がそんなに惜しいのか。わたしにとっては一人の魂のほうがもっと惜しいのだ」。ハッとなり、その日から一切を放棄しました。

 その後、この地に導かれ新しい働きに着手することになりました。辛い経験だったけれど、もしあのまま大教会にいたなら、こんなミニストリーは決してできなかった、神様は最善をなされるとL夫人はにこやかに言われました。いかにキリスト教のさかんな韓国といえども、中毒者の癒しのミニストリーを無料で行っている団体は例がありません。それを70人ほどの信徒が、喜んで支えているのです。

 そしてL牧師の片腕として支えているSさん自身、若い頃放蕩の限りを尽くした経歴があるからこそ、中毒者たちの心情を理解できる伝道者として、現在尽力しているのです。日本での自費伝道の苦労も今、生かされていることは言うまでもありません。
 私たちには理解も予測もできない主の偉大なみわざ、摂理に感謝します!

「お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまの木さえ惜しんでいる。それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか」(ヨナ4:10-11)


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