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まことの牧者

まことの牧者

ライラック。バンクーバーにて

 バンクーバーで迎えた主日は、Bさんの通う長老教会に出かけました。ちょうどこの日は創立102周年で、礼拝後に建物をデザインしたケーキとお茶でささやかなお祝いの会がありました。立派な建物、聖歌隊席とパイプオルガン、心を込めて一針一針縫われたキルト、歴代の教職者のアルバムなどを見て、教会の歴史とそこで養われてきた信徒たちのことを思いました。
 けれども悲しいことにこの教会は、もう少ししたら閉鎖されることになるそうです。かつては多くの信徒が集い、いろいろな活動が盛んに行われていたのですが、現在は信徒数が30名以下に減少し、建物の維持管理、教会運営自体が困難になっているのがその理由です。
 
 この日、日本で宣教師として働かれ帰国されたD牧師が講壇に立たれました。列王記上19章1節から19節が開かれ、「あなたの魂から火が消えそうなとき」という説教が語られました。

 バアルの預言者との対決を終えた預言者エリヤは、アハブ王からいのちを狙われていました。それを聞いて恐れ、絶望するエリヤに主は御使いを遣わし「起きて食べよ」と言われます。パンと水が用意してあり、それを食べてまた横になりました。その後、エリヤは主に導かれるままに旅に出ます。主は「ここで何をしているのか」と二度、同じことを問われます。エリヤは、私はあなたのために情熱を傾けてきたのに、イスラエルの人々はあなたを捨てて祭壇を破壊し、私だけが残されて殺されようとしています、と二度とも現状を訴えます。最大の慰めは傷ついた相手の話に耳を傾けること、そばに寄り添うことです。主はそれをしてくださるのです。二度のやりとりの後、主は「行け」と言われました。エリヤにはエリシャに油を注ぐという、新しい使命が与えられたのです。主はこの民にも慰めを与えてくださいます。そして今、語っておられます。あなたに新しい使命があると。さあ行きなさいと、そう言われるのです。


 これがこの日の説教のあらましです。傷つき悩み、呆然としている信徒一人一人の魂が慰められ勇気づけられ、信仰によって立つのを助けていることが感じ取られました。「よい羊飼い」であるイエスさまの姿を現す牧者の姿がそこにありました。

「それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。そのとき、声はエリヤにこう告げた。『エリヤよ、ここで何をしているのか』」(列王上19:13)


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