力の限り仕えて
力の限り仕えて
先週の日曜日の夜のこと、突然スマートフォンに短いメールが入りました。「K牧師が召天されました」という1行のお知らせです。ええっ!まさか、と驚きすぐに連絡をくださった方に電話をしました。K先生とは2週間ほど前、打合せがあって電話で話をしたばかりです。確かに大病をされ、とても痩せておられたので常に体調のことは気になっていました。調子が悪いようだということも伝え聞いてはいましたが、それにしても信じられません。
その日はなんだかよく眠れず、数日間、落ち着きませんでした。牧師が突然逝ってしまうというのは、こんなにショックなのかと改めて思いました。私でさえこうなのですから、教会員の皆さん、そしてご家族はどんなにか動揺し、悲しんでおられるでしょうか。
前夜式に出席し、ご本人がどのような思いだったかということを知って、いろいろ考えさせられるものがありました。数年前に大病をされて、一時は回復されましたが、その後思わしくない状態になったようで、もはや日本では治療の手立てがないと言われたそうです。
それでも何とか方法がないかということで、療養を兼ねて1ヵ月の休暇をもらい、韓国の祈祷院で祈りつつ今後の治療方法を捜してみるということで、夫婦で旅立たれたのが先週初めのこと。直前まで、つまり亡くなられる前の週の主日礼拝のつとめを果たして行かれました。何とか回復させていただきたい、もう一度主の働きに就きたいとの願いがあり、信徒に心配をかけたくないとこのことは伏せておられ、礼拝の責任を果たすために、痛み止めを大量に飲んでおられたとのことです。
韓国では安心されたのか夜はとてもよく眠り、主日礼拝を守っているときにで急変されたということでした。讃頌歌(2006年韓国で発行されたもの)306番を「この歌詞には私のことが書かれているんだ」といって最近はよく聞かれていたとのこと。
最期まで使命を果たされたK先生に感謝しつつ、改めていのちは主のものであることを突き付けられた思いです。
1.死すべき罪人 生かしたみ恵み 十字架をあおぎ見、涙で感謝す
2.病を癒され その愛ただ感謝 主イェスをあおぎ見、くじけず生きます
3.この身にくださる 使命にただ感謝 みことば従い、尽くそう終わりまで
4.われらは神の子 恵みにただ感謝 いのちの主により 御国に入ります
* 大きな主の恵み なんとしてこたえよう ちからのかぎりに つかえて生きます
讃頌歌303番(讃頌歌委員会訳)