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家事ハラ

家事ハラ

ニチニチソウ(キョウチクトウ科)初夏から晩秋まで、次々と日ごとに花が咲くのでこの名前なのだそうです

 面白い新聞記事を読みました。住宅メーカーが「妻の家事ハラ白書」というタイトルの動画をCMやサイトで流したところ、大きな反響があったそうです。皿洗いをした夫に「ありがとう。もう一度洗っとくね」掃除をした夫に「早かったね。ちゃんとやった?」などの妻のダメ出しによって、夫が家事から遠ざかるというものです。
 同じような経験がある、もう家事はしたくないなど、男性からの共感が多数。一方、女性を中心に、家事を手伝うという意識がそもそも問題だ、などの批判があったそうです。

 「家事ハラ」ということば自体は昨年出版された『家事労働ハラスメント』(竹信三恵子著、岩波新書)に出ており、その意味は、生活に欠かせないものである家事が軽視され、担い手が十分外で働けなくなり、経済力を奪われることを指します。共働きであっても、ほとんどの家庭で家事は女性が大部分を行っています。ほんの少し手伝って文句を言われたからといって、被害者面するのはなんという勘違いでしょう。

 興味深いことにこの記事の翌日、「マタニティー・ハラスメント」を抑止すると期待される最高裁の判決が出たとのニュースが一面に出ていました。妊娠を理由にした職場での降格を違法だとするものです。
 妊娠は本来喜ばしいことであり、少子高齢化社会にとっても大変ありがたいことです。それなのに、何の配慮もないばかりか、肩書を外されたり、退職したりせざるを得ない状況が横行しています。

 男女平等というスローガンや建前だけは掲げても、まだまだ「男は外で女は内」という感覚がまかり通る社会です。いつでも人々の考えは強い者の味方に傾きやすいこと、弱い者の声や権利はかき消され、奪われていることを覚えておきたいのです。

「主はこう言われる。正義と恵みの業を行い、搾取されている者を虐げる者の手から救え。寄留の外国人、孤児、寡婦を苦しめ、虐げてはならない」(エレミヤ22:3)


コメント

  • 重く受け止めて男女平等の社会を共につくりあげて生きる事の大切さを考えさせられました。


  • 김종현さま いつもありがとうございます。そうですね。共につくりあげることが、本当に必要ですね。日本も韓国も、アジアではまだまだ男女ともに長年しみ込んだ古い考えに縛られていると思います。イエスさまならどうされたか考えて行動できる者になりたいです。



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