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本質を見極める②

本質を見極める②

ナンキンハゼ、プラタナス、ハナミズキ。神さまの造形美はすばらしいですね。

◆イエスの視点で
 昨年の夏以来、話題となっている従軍慰安婦問題による朝日新聞バッシング、そして安倍晋三首相が「この報道によって国際社会で日本の名誉が傷つけられた」と発言したことも、同様ではないかと思います。
 8月5日掲載の特集は、過去に従軍慰安婦問題に関して吉田清治氏の証言をもとに記事を構成したが、精査したところ虚偽と判明したことを発表したものです。十分な裏付けもないまま報道したことは、訂正すべきでしょう。しかし、この問題によって「でっちあげだ」「戦争中どこにでもいた娼婦にすぎない」と従軍慰安婦の存在自体が否定されるのは、全くの筋違いです。
 強制性があろうとなかろうと、女性たちが監禁状態で、奴隷や家畜のような扱いをうけたことには変わりがないのです。これは人権の問題であり、人間性をなくし破壊してしまう戦争そのものの問題です。

 女性の敵は男性ではありません。女性から見るなら、父であり夫であり、友人であり、ともに歩むべきパートナーです。派遣やパートで簡単にクビを切られてしまう若い労働者たち、貧困に悩む人たちの敵は、韓国・朝鮮人でも中国人でもありません。
 罪人の友となられ、子どもや女性、病人を愛されたイエスは今、この社会をどのように見ておられるでしょう。イエスならどうされるでしょう。
 ものごとの本質から目をそらさせるような情報が、ちまたにあふれています。「知る力と見抜く力を身につけて……本当に重要なことを見分けられるよう」(フィリピ1:9-10)切に祈り求めたいと思います。

「わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。そして、キリストの日に備えて、清い者、とがめられるところのない者となり、イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように」(フィリピ1:9-11)

(部落解放センター通信『良き日のために』No.04掲載)

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