父の喜び
父の喜び
わたしは背く彼らをいやし喜んで彼らを愛する。
まことに、わたしの怒りは彼らを離れ去った。
(ホセア 14:5)
21歳のバイオリニスト、式町水晶(しきまちみずき)さんが紹介された番組を観ました。
水晶さんは3歳のときに脳性まひと診断されました。
小脳が半分ほどの大きさしかなく、手足や背中がしびれ、平衡感覚にも問題があります。
リハビリのためにと4歳から始めたバイオリンが、水晶さんにとって自分をいじめた健常者を見返すための道具となりました。
最初は指の動きさえままならなかった水晶さんですが、よき師に出会い、めきめきと腕を上げました。あるとき、小学生の男の子からもらった「将来みずきさんみたいになりたい」というファンレターを読んでハッとしました。
その子は健常者なのです。
負けないぞという気持ちでやってきたけれども、いろいろな人に支えられていた。
だから障がい者、健常者という壁を取りのぞいて人を喜ばせ勇気づけるために演奏しようと思ったということです。
水晶さんのステキな笑顔を見て、ああなんて神さまの栄光をあらわしているのだろう、神さまはどんなにか喜んでおられるだろうと嬉しくなりました。
神さまはあなたのことを、喜んで愛すると言われました。
何かができるから
才能があるから
役に立つから
そんな理由、条件はありません。
イスラエルの人々はどれほど神さまを悲しませ、裏切ってきたでしょうか。それでもなお神さまは背く彼らをいやして愛すると、怒っていないと言われるのです。
イエスさまは最もつらい場面でご自分を見捨てて三度も否定したペトロに、愛していると言われ、わたしの羊を飼いなさいと重要な使命を与えられたのです。
神さまは、あなたの存在が嬉しいのです。
あなたがいることが、喜びなのです。
あなたのためなら、いそいそと働いてくださるのです。
わたしは素直じゃないし
わたしは信仰が足りないし
特別な能力もないし……
あなたがそう言ったとしても、神さまはそれでも喜んであなたを愛するよ、と微笑んで言われるのです。
だからあなたも喜んでください!!
世界を造られた方の喜びであることを!
特別に愛されているということを!
あなたが喜び感謝するとき奇跡が起こります。
いま、声に出してこう言ってみましょう。
「わたしは 神さまに愛されている」
「わたしは 神さまに喜ばれている」
(メールマガジン「まな・Toyonaka」20171024より)