終わりの時代には……
終わりの時代には……
数年前から韓国で猛威をふるっているキリスト教異端「新天地」(新天地イエス教証拠張幕聖殿)をご存知でしょうか。何と来たのです、私にもここから手紙が!
日本全国の牧師宛てに送っているようです。日本でも活動しているそうですから、気をつけなければなりません。
最大の特徴は、教会に潜入し、クリスチャンを狙って密かに活動し、教会をのっとってしまうことにあります。
まず彼らはターゲットにする教会を綿密に調査します。異言を強調する教会なら異言を語る練習もし、弟子訓練の盛んな教会なら弟子訓練を学んでから入り込む。熱心に奉仕し、牧師にも信徒たちにも評判がよく、執事や長老にまでなって次第に勢力を伸ばし、ついには教会ごと手に入れてしまう。これが手口です。
聖書をよく学び、奉仕もしますので、立派なクリスチャンだとだまされてしまいます。しかし、彼らが信じているのは三位一体の神ではなく、イ・マンヒという教祖です。現在80歳だそうですが、永遠に生きると公言しているそうです。このように書くと、「そんな馬鹿な」と思われるでしょう。でも、彼らは決して正体を明かさずに入り込んでくるのです。
異端の見分け方に以下の三原則があります。
①聖書を唯一の正典としていること②三位一体の神を信じていること③イエス・キリストを信じることによる救いの福音。
この3つのうち、一つでも該当しないものがあれば、それは異端です。
しかし、なかなか一般信徒には見分けることが難しいのも確かです。彼らは慣れてくると、聖書研究会に誘うそうです。所属教会以外での聖書研究会、所属教会で紹介していない集会には黙って参加しないでください。友人から誘われた場合、ぜひ牧師にチラシなどを見せて問い合わせてください。
韓国には我こそはキリスト、再臨の主だと自称する教祖が50人はいるということで、まさに世の終わりが近いのだと実感させられます。私たちは皆、やがて主から義の栄冠をいただく者となりたいですね。
「何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。そうすれば、とがめられるところのない清い者となり、よこしまな曲がった時代の中で、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう」(フィリピ2:14-16)
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