懐かしい再会②恵みハウス
懐かしい再会②恵みハウス
釜山で次にお会いしたのが、数年前、朴昌煥牧師を偲んで家族で来日されたL長老さん夫妻です。今回、釜山の家に一泊したため、韓国に帰国されてからの長い年月にあった出来事について伺うことができました。
ある時、夫婦セミナーに参加する機会が与えられ、主の恵みによって関係が新たにされ、祝福を受けるようになりました。二人の子どもとLさんとの関係もとても良好になったそうです。その際に、旅人をもてなして助けたいというビジョンが与えられ、ちょうど手狭になった家を建てなおすことになり、祈りのうちにバス・トイレとミニキッチンのついたゲストルームも作り「恵みハウス」と名付けました。
すると不思議なことに、まずLさんの親族と子ども、次に妻Pさんの親族、その次に義理のお母さん、次はPさんのお母さん、と次々に面倒をみることになったのです。
日本から来た旅人をもてなすつもりだったのに、親戚の子どもや病人、老人を預かることになり、新しい家では家族だけで過ごすことはなかったそうです。まず夫の家族、次に妻の家族とタイミングも絶妙で、決して2家族が重なることはなかったそうです。
「恵みハウス」ができた数年後に、Lさんが会社を辞め、数か月後に釜山での仕事を得たことも不思議です。Lさんは長老さんですので、月に2回ソウルに帰ってきて責任を果たしておられ、Pさんは月に一度、釜山に出向くそうです。
家族は離れていますが、いろいろな試練を乗り越えて、絆は以前より強まっているようでした。ソウルで家族と旅人の家を守ることがPさんの大きな責任であり、喜びでもあります。
ずっと以前、神さまに何気なく祈った願い、自分でも忘れているようなことはありませんか。神さまはみこころに適う小さな祈りの声を決して聞き逃されませんし、絶対に忘れるということがありません。それどころか、私たちの思いを遥かに超えて、大きな実を結ばせてくださるのです。
「しかし、このことは、/『目が見もせず、耳が聞きもせず、/人の心に思い浮かびもしなかったことを、/神は御自分を愛する者たちに準備された』と書いてあるとおりです」(Ⅰコリント2:9)
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