平和統一南北/北南共同祈祷主日祈祷文
平和統一南北/北南共同祈祷主日祈祷文
本日、8月10日は在日大韓基督教会では平和統一主日として礼拝をささげました。礼拝で用いられた、韓国基督教教会協議会(NCCK)と朝鮮キリスト教連盟によって作成された、平和統一南北共同祈祷文を全文紹介いたします。
愛なる神よ!
私たちが和解と平和の統一を念願とし、光復節直前の主日を共同祈祷主日として守ることを約束してから、すでに25年目になります。これは実に困難な時期に、南北/北南の教会が平和統一を願って、神に向けて叫んだ祈りの約束であり、愛の誓いでありました。しかし私たちは、今も変わらず全き解放を成すことが出来ないまま、葛藤と対立、憎悪と敵対の政策を続けています。主よ、わたしたちを憐れんでくださいますように。
道なる神よ!
わが民族が分断によって苦しんでいるその苦しみと痛みを主はすべて御存じです。主よ、数多くの人たちが命を捧げて成し遂げた和解と平和の道が、ふさがれています。統一を望まない者たちによって、分断の壁が再びうず高く積まれていきます。開城に通じた経済協力の扉はしぼみ、金剛山に通じていた和解の道もいつ再び開かれるのか分かりません。空の道、海の道、そして陸の鉄道のすべてが遮られてしまっています。主よ、今日この悪夢のような現実が、本当に恐ろしいのです。主よ、私たちをして、不義なる者たちに立ち向かわせ、平和統一の道を再び開かせてください。
真理なる神よ!
長きにわたる苦痛の現実を顧みるとき、相互理解をもとに交流と協力を拡げ、互いへの信頼をもとに軍事的・政治的なかんぬきを外していくことが、和解と平和統一を成し遂げるまことの方法であることを、あなたは私たちに悟らせてくださいました。“実に、キリストはわたしたちの平和であります”(エフェソ2:14)。よみがえられた主は、十字架の愛を通じてすべての人々に平和を伝えられました。主よ、私たちの意志と関わりなく作られた休戦協定を一日も早く廃棄し、平和条約を通じて戦争を終わらせてください。権力と武力によって世を支配しようとする不義と暗闇の勢力を退かせて、私たちすべてが仕え合いと分かち合いの道、愛と真理の道を進むことができるよう導いてください。
命なる神よ!
私たちは東アジアと世界の平和のために、光をともす灯台になることを願います。主よ、私たちをして、強者たちによって作られている略奪と支配と殺戮の軍事文化を終息させ、愛による命の歴史を打ち立てさせてください。不義なる支配者たちを悔い改めさせて、力ない者たちを罪に定め、脅し、命を奪う行いを懺悔させてくださり、搾取したものを一つ残らず返して、正義を行うことができるように導いてください。そうして、南と北、世界のキリスト者たちが「いのちの神よ、わたしたちを正義と平和へと導いてください」と祈り、平和の使徒として私たちを招く主へと進み出ることができるようにしてください。
2013年、釜山で開かれたWCC総会を通じて、世界345の教会と5億6千万人のキリスト者が、わが民族の平和統一のために祈りつつ共に行動することを決断しました。しかし残念なことに、朝鮮キリスト教連盟とその場を共にすることが出来ませんでした。主よ、南北/北南の教会をして、いつどの時よりもこの時に、もう一度力を合わせて共に祈り、平和統一のために働くようになさしめてください。遠くないその日に、まさにこの地で、第二の解放である統一の福音を聞くことが出来ますように。愛と真理と命であられるイエス・キリストの名によって切に祈ります。アーメン
2014年8月15日
韓国キリスト教教会協議会 朝鮮キリスト教連盟
コメント
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私はファイルになっている祈祷文がありませんでした。私達の教会は祈祷文読み上げなかったが南北平和統一のためにともに祈り献金も捧げました。8月には朴牧師任来れなくて寂しいですね。元気で頑張りましょう。