タイムマネージメント
タイムマネージメント
もしかしたらどんな仕事で同じかもしれないが、牧師の仕事で最も難しいのは、対人関係でも説教でもなく、自己管理、特に時間とスケジュールの管理ではないだろうか。大教会で複数の働き人がいればまた話は違うかもしれないが、牧師が1人でひとつの教会を担当している場合は、自由業のようなもの。もちろん決まったスケジュールはあるが、礼拝や祈祷会、会議など動かせないもの以外、自由になる時間が会社勤めの人よりは多い。やることは限りなくあるが、いい加減にすることもできる。
何とか時間を上手に使えるようになりたい、自己管理ができる人間になり、もっといい仕事がしたい、より充実した人生を送りたいと思ってきた。自己啓発本、タイムマネージメント本をどれだけ読んだかわからない。それでも、なかなかうまくいかず、ガッカリしてきた。
ところがきっかけがあって、年末から朝晩QTタイム(Quiet Time, 祈りと賛美とみことばのとき)をしっかりとるようになり、人生が一変した。緊急ではないが重要なこと、自分の人生にとって最も重要なことを最優先し、その時間を確保することに力を注いだのだ。するとどうだろう。今までは、恥ずかしいことに、時間がないのをいいわけに、最も大切な時間を削って、仕方ないのだと適当に済ませてきた。ところが本腰でQTをやると、ハッピーでハッピーで仕方ない! そして、不思議なのはあれっ、時間あるなあという感覚。
最も大事なことを最初にするので、心が穏やかで充実している。山積みの仕事があっても焦らない。そして、仕事が早くできるようになった!
タイムマネージメントの極意は、緊急ではないが重要なことを見極め、それを犠牲にしないこと。神の子たちには、そこにプラスして力強い大いなる方の働きや不思議なことがどんどん起こるのだから、やらないのは大損失だ。ああ、なんて遅く気がついたのだろう。毎日宝物の時間を味わえる恵みは計り知れない。奇跡の連続!ハレルヤ!
「あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである」(ルカ10:41-42)
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