2011-03-20
2011-03-20
永遠の問い
東日本大震災から1週間が経ちました。ライフラインは徐々に復旧しつつありますが、未だに孤立した避難所で救援を待っている人たちがおられます。
このような大惨事を前にするとき、人間は「神さまがおられるなら、なぜこんなことが起こるの?」と問わずにはいられません。なぜ、神さまは日本にこのようなことをなさったのでしょうか?
残念ながらこれは、永遠の課題、永遠の問いとなるのでしょう。誰が何を言ったとしても、どんな解説をしたとしても、これだけの被害を前にして納得のいく答えなどないに違いありません。
ただ一つ、言えることは、あのような大自然の脅威の前に人間はあまりにも無力だということだけです。大地震の予測があったにも関わらず、災害対策がなされていたにもかかわらずこの状況なのです。そのように無力な人間は、神さまの目から見るなら小さなアリのようなものなのでしょう。一体そのような小さな私たちが、宇宙万物を創造された方の深いみこころをすべて理解することができるでしょうか?
ただただ私たちは、神さまの哀れみを祈り求めるだけです。同時に私たちは小さい存在かもしれませんが、素晴らしい能力を与えられた存在でもあります。
その能力が自分ひとりの、あるいは自分の家族だけの幸福を追求するためにではなく、他の誰かのために、互いに助け合うために最大限に用いられるなら、まだ日本に希望が残されていると信じています。
「キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように」(エフェソ3:18-19)
コメント
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地震の後、ピアノの先生をしている友人が、被災された方々はもちろんですが、関西にいる私たちもなんとなく気分が落ち込んでしまうのを元気付けたいと、ネット配信でピアノの演奏と最後にアンパンマンの歌を引きながら歌ってくれていました。音楽の力で人を温かい気持ちにさせる、彼女の才能は素晴らしいなぁ~と思っていましたが、神様は私たち一人ひとりにその人にしかできない何かを与えてくれているんですね。
前を向いて、祈りつつ、自分の目の前にあるできることからやっていきたいと思います。
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あいだまり様
コメントありがとうございます。すべての人に神さまはタラントン(賜物、才能)をお与えくださいました。自分一人のためにではなく、それを多くの人のために生かしていきたいですね。