歴史の証人
歴史の証人
昨日、大阪市内のドーンセンターで開かれる「元日本軍『慰安婦』証言集会」に行って来たのですが、実際には、予想をはるかに上回る人で会場があふれて入ることができませんでした。二人のハルモニが来日されて証言をされました。直接、聞くことはできなかったのですが、資料を隅々まで読みました。残念でしたが、多くの方が来られてよかったと思います。
予想はしていたものの、やはり会場前では在特会でしょうか。いわゆる嫌韓のグループが日章旗を掲げて怒鳴っており、道路を隔てた向かい側では、民族差別をやめよというグループがシュプレヒコールをしており、デモ合戦になっていました。警官がずらりと並びものものしい雰囲気でした。
愕然としたのは嫌韓側が「韓国のおばあさんはウソをつくな!」と叫んだこと、その中には女性もいたこと。また、最初は言葉の意味がわからなかったのですが「明日は『断韓デモ』(日韓断交デモの略らしい)をします」と叫んでいたことです。
橋下大阪市長の暴言、小学生の学級委員会での言い訳レベルの発言については、論外です。しかし、普通のお父さんお母さん、夫や妻、社会人である人がなぜ、このような心無い言葉を吐くことができるのでしょうか。
一生誰にも言いたくない辛い体験を、自らの尊厳と二度と同じ目に遭う人が出ないために、勇気を持っていのちがけでハルモニたちは語り続けているのです。わざわざ世界に恥をさらしてまで、ウソをつく女性がどこにいるのでしょう。
想像力の欠如は恐ろしいです。このような差別、いじめ、暴力が横行しない日本、また世界となるよう目を覚まし、祈りつつ行動したいと心から願います。
「平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神を見る。義のために迫害される人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである」(マタイ5:9-10)
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Re:
김종현 様
今ごろの返信になってしまいました。(前のブログ形式だと、コメントがあったことがわかりにくかったのですが、今後は大丈夫だと思います)
希望を失わず、ともに歩みたいですね。感謝します。