2011-05-15
2011-05-15
病を得て①
思いがけない病気と入院で、皆さんにはご心配をおかけしました。お祈りを心より感謝します。
発端は、4/22(土)イースターの前日の夜、夕食後しばらくしてからでした。昼間から胃がもたれていたのですが、突然激痛が走り、あわてて胃薬を飲んで横になっていました。うんうんうなっているのを見て、母が救急車を呼ぼうかと言ったほどです。土曜日にそんな騒ぎはご免だと、さらに鎮痛剤を飲んでどうにか眠りにつきました。
それから数日は、胃薬を飲み、少量のおかゆを食べて過ごしましたが1週間たっても治らないため、受診しましたら、肝臓の数値が極端に上がっているというのです。
なんと健康な人の10倍ほどになっているので、すぐ入院したほうがいいと言われました。まさか肝臓とは……寝耳に水でした。飲酒をするのか、と何度も聞かれましたが、する機会もありません。ご飯が食べられないという以外、痛みもなく不便さもありませんでしたが、あまりにも怖いので検査に行くと、即、入院になりました。
血液検査をし、点滴をしながらCTやMRIなど、たくさんの検査をしました。3日半は24時間点滴、トイレも車椅子で行く絶対安静の生活。動けないというのはなんと不便なことでしょうか。そして、隣の人の食事の音や匂い、ガサガサ荷物を整理する音などが気になりました。
ほんの少し、じっと寝ている病人の気持が理解できた数日間でした。
「彼は軽蔑され、人々に見捨てられ/多くの痛みを負い、病を知っている。彼はわたしたちに顔を隠し/わたしたちは彼を軽蔑し、無視していた」
(イザヤ53:3)