黙想「裸の青年」
2017.04.02
カテゴリ:聖書のことば
黙想「裸の青年」
久しくコラムが書けていませんが、また書ける時にぼちぼち書くことにして、朝の聖書の黙想をできるだけ分かち合うことにしました。よろしくお願いします。
「危うく、捕まりそうになったので、引きちぎられた亜麻布を脱ぎ捨て、裸のまま、ほうほうの体で逃げていきました」
(マルコ14:52,リビングバイブル)
ゲッセマネの園でのイエスさまの逮捕のときのことです。この青年は、福音書の著者マルコではないかとの説もありますが、定かではありません。
弟子たちはみな、イエスさまを捨てて逃げ去ったのですが、この青年はとても印象に残ります。
たった一人、勇気をもってついて行ったところまではよかったのですが、身に危険が及ぶと、なりふりかまわず逃げ去る。
それは自分勝手で、中途半端な、弱い私たちの姿そのものです。素っ裸でなんとみっともないのでしょう。
それでも、そんな私たちを理解して愛して、それゆえ、いのちを与えてくださった主をほめたたえます!
【いのり】
主よ、弱く惨めで自己中心な私のため、あなたの血潮が流されたこと、今日も愛されていることを感謝します。