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逃亡生活

逃亡生活

シラン(紫蘭)

 17年間の逃亡生活を経て、とうとうオウム真理教の高橋容疑者が逮捕されました。駅などで「特別指名手配」中の3名のポスターを見る度に、まだ捕まってないのかと思っていましたが、被害者の家族や関係者の心中はいかばかりだったでしょうか。

 一人が警察に出頭し、一人が逮捕されてから、最後の一人に関する情報が得られ、急展開することになりました。以前の居場所や生活ぶり、最近の顔写真や動画、筆跡まで公開されて、戦々恐々の日々を過ごしたはずです。
 今さら海外に高跳びできるはずもなく、いくら変装してもなりを潜めても、いずれ発覚することは容易にわかるはずなのに、なぜ最後まで逃げ隠れしていたのでしょうか。いまだにマインドコントロールの呪縛が解けていないのでしょうか。

 
 ところで私たちの中にも、どうにもならないことなのに、それを避けようとする心理、逃避行動というものがあります。罪からの逃避、現実からの逃避、責任からの逃避。何だか心がチクチクしますが、無駄にニュースウォッチングをせず、やはりわが身を振り返って役立てたいと思うのです。

 偽名を使い、偽造した身分証明書での生活が決して心休まるものではないように、逃避しながらの一時的な気晴らしは決して心ゆくまで楽しめるものではありません。高橋容疑者は、もし非を認めたなら何もかも否定され、自分の存在そのものが根底から崩れ去ってしまうことを恐れて逃げていたのでしょうか。

 罪を認めること、自分の非を認めること、自分と向き合うこと、罰を受けて償いをすること。もし、私たちがどん底まで堕ちたとしても、そこに支えてくださる方の御手があるので、またそこからやり直すことができることに、感謝します!

「どこに行けば/あなたの霊から離れることができよう。どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。天に登ろうとも、あなたはそこにいまし/陰府に身を横たえようとも/見よ、あなたはそこにいます。曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうともあなたはそこにもいまし/御手をもってわたしを導き/右の御手をもってわたしをとらえてくださる」(詩篇139:7-10)


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