背中を押すひとこと
背中を押すひとこと
関西地方会(在日大韓基督教会の関西地方にある教会、教区)の教会の女性にとって、また私たちの教会にとってもビッグイベントである「みことばと讃美のフェスティバル」が先週、無事に終了しました。各教会の女性会メンバーが制限時間内に、讃美と聖句を発表する年に一度の催しです。
参加者は年々増え、今年は300名を超えたようで、会場の大阪教会礼拝堂から人があふれていました。
教会ごとに年々趣向を凝らし、音楽的にもレベルアップしているのがわかります。ただ、残念なことは、年々参加教会が増えればよいのですが、昨年出ていても今年参加できなかった教会もありますし、1度もまだ参加できない教会、伝道所もあります。
私たちの教会は2005年からの参加ですので、今年で8回目、欠かせない行事になりました。そのきっかっけは、今年初参加した伝道所の長老さんが「先生の教会も出られたらどうですか。うちと合同でしてもいいし」と言ってくださったことです。
私はとっさに「できるかなあ」ととまどったものの、出ることに意義があるのだからと思い直し、やりましょうと半ば強引に声をかけて練習を始めたのです。1度出てみると、思いがけず皆さんから「来年は何をするんですか?」と聞かれて、嬉しくなりました。
何事にも、ポンと背中を押してくれるきっかけというものが大事だと思います。私たちの教会も小さな教会ですが、もっと孤立して大変な教会もあります。年に一度、互いの顔を見て様子を知るだけでも、励ましになるかもしれません。
ほんの小さなきっかけや励ましのことばで、勇気が与えられて前に進める人が皆さんの周囲にもおられるかもしれません。主から受けた恵み、喜びや感謝の心を留めておくのではなく周囲の人に与えていくなら、なおいっそう豊かなものとなって返ってきます。
「あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました」(使徒20:35)
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