追想① 邂逅
追想① 邂逅
懐かしい友人に会い、7年前に経験したことを久しぶりに思い出しましたので、わかち合いたいと思います。
親友のM伝道師、主婦Hさんと私、3人でオーストラリア、シドニー旅行に出ました。目的は2万人が集まる女性大会への出席。その町に5年間在住していたMさんがチケットの手配から宿の手配、レンタカーの運転までお世話してくれました。
熱気あふれる会場の外で、私とHさんは通りがかった人に写真を撮ってもらうことにしました。さっそくHさんが黒髪のアジア系の女性に声をかけ、カメラに収まりました。
その女性の顔を見た瞬間、あっ、この人知っていると思ったのです。しかし瞬時にまさかと打消し、お礼を言って別れました。数十分後、いつもの日本語通訳席に行ってみると、数メートル前、台湾語の通訳席にさっきの彼女がいるではありませんか!
実は15年ほど前、宣教団体(YWAM)の伝道旅行で1ヵ月、10数名のチームで台南に滞在したことがあります。彼女は長老さんの娘で当時高校生でした。私たちはとても歓迎していただき、ご両親が家に招待してご馳走してくれました。その後も何度か手紙のやり取りをし、私は名前も憶えていました。
しばらく話すうちに、彼女と一緒にいたお母さんも私たち一行のことを思い出してくれました。彼女はやはり当時私たちが出会っていた教会員の男性と結婚し、その集会を主催したヒルソングカレッジで聖書を学んでいるとのことでした。
それにしても、広い世界の中で日本と台湾から、同じ時に集会に参加し、2万人の中から、何も知らないHさんが声をかけたのが子の女性、Rさんだったのです。70億の人の中から私を見つけ、選んでくれた神さまからの、あなたを決して忘れないというメッセージを強く感じました。
最後におまけ。後日、RさんがFacebookに招待してくれ、そのおかげで世界中の友人とつながるようになりました。それもまた不思議です。
「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」(ヨハネ15:16)
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